Bose QuietControl 30購入から2週間経ちました。毎日持ち歩き、使ってみて感じたことをつらつらと。
あらかじめ言い訳させていただくと、音に関する評価は完全に好みです。いろいろなレビューを読んで、高音域がどうの、ほにゃららがどうの、といった評価は読んでもピンとこないくらいに、その辺の感覚は鈍感。単純にお店で試聴してみて、この音は好き、これは好きじゃない、といった判断で選択しているので、そういうレビューを期待しないでね。ごめんよぉ~( ˘ω˘)
イヤホンを選ぶ基準
もうひとつ言い訳というか、イヤホンを購入する際の基準が少し特殊なので、その点についても書いておきます。
去年、QuietComfort 20を購入した際にも書いたのですが、わたくし耳が小そうございます。以前、カスタムイヤホンでも作ろうかと考えてた時期に計測してもらったことがあるのですが、耳孔の直径が音筒部と同じ程度なので、カスタムといえども耳孔に挿し込むことは難しいと言われました。(最近はもっと細いタイプもあるのかなあ…)
そうなると、イヤホンを選ぶ基準としては、耳孔に突っ込むタイプではなく、耳孔の入り口と耳たぶの窪みで支えることができるものに限定されます。
そんなこんなで、去年9月に人生初ノイキャンのBose QuietComfort 20を購入。そして、今年12月、同じイヤーチップを使用したワイヤレスノイキャンのBose QuietControl 30を購入しました。
オンイヤーもしくはアラウンドイヤータイプのヘッドフォンを選べば、「耳小さい問題」も問題ではなくなるんですけどね。
さすがに夏場は暑くて使ってないですが、オンイヤータイプのAKG Y45BTは、ノイキャンではないですが、ラフに扱えるところが気に入って使ってます。
だらだらと言い訳をしてきましたが、自分が「イヤホン」に求めるものは、まず第一に耳へのフィット感、音は試聴して好きかどうか、ノイズキャンセル付いてたらうれしい、という感じなので、そういった視点でのレビューだと思ってください。
レビュー前に QuietControl 30がどんなものか説明
焦らしプレイのつもりはないですが、レビュー前にQuietControl 30の説明を少しだけ。
こちらは、付属の説明書の一部です。こんな感じに首にネックバンドをかけて、イヤホン部分を耳に装着。
電源ボタンは、ネックバンドの内側に付いてます。最初は少し固いかなと思ってましたが、慣れればすんなり押せます。
右側のコードの途中に音量上下ボタンと再生/停止ボタン、その隣にノイズキャンセルの強さを変更できるボタンが付いてます。イヤホンとネックバンドを繋ぐケーブルは太め。
こちらも説明書の一部。充電端子はネックバンドの下側に付いてます。説明書には充電端子を覆う蓋が描かれてませんが、ここにシリコンっぽい蓋が付いてます。場所が場所だけに充電しながら使用するのは厳しいかな。
この充電端子のシリコン蓋がやわ過ぎて、そのうちちぎれてしまいそう。メーカー保証で交換はしてくれると思いますが、少し頼りない。というか、少し力をこめると引っこ抜けてしまいました\(^o^)/
蓋を復旧するのはあきらめて、今は、充電端子に HKW microUSB マグネットケーブルの「マグネット端子」を取り付けてます。充電の度に、シリコン蓋を開け閉めしなくて済むようになったので、たいへん気に入ってます。
ようやく、レビュー(バッテリー)
主に通勤時(電車50分、歩き15分くらい)に使ってます(一度、羽田~福岡の飛行機でも使いました)。1日約2時間ちょい使って、6日目の午前に電池切れ。正確に測定してはいませんが、公称10時間は大丈夫そう。ただし、いったん電池切れると、本当にタダの耳せんに成り下がってしまうので、長時間のフライトなんかだと気をつけるべし。あと、空の状態から満充電まで3時間近くかかります。ゆっくり充電はバッテリには優しいですが、時間に余裕をもって充電する必要があります。
レビュー(ノイキャン)
ノイズキャンセルは、相変わらず良く効いてると思います。自宅、電車内、飛行機内など、屋内なら文句ないです。外を歩いている時も大体満足。ただし、風が強いと風切音が勝ってしまい、ノイズキャンセルではカバーできません。個人的にはQC20と変わらないノイキャン性能と感じてます。
あと、今回のモデルから、ノイキャンの強さ?を段階的に調整できます。ノイキャンを一番弱くすると、むしろ周りの音を増幅させてくれてるのか、裸耳の状態よりも周囲の音がよく聞こえます。個人的には、ノイキャンの途中の強さの使いどころが思いつかず、ON/OFFの2択ですばやく切り替えられた方がよかったのですが、途中段階の何か便利な使い道があったら教えてほしい(他力本願)。
なお、飛行機内でのBluetoothイヤホンの使用については、数年前に比べると緩和されてますが、使っちゃアカン機体もあるので、ご注意を。
レビュー(ボタン操作)
ボタン類の操作については、店舗での試聴時から購入直後までは、ちょっと使いにくく感じてました。最悪、スマートフォンアプリでも遠隔操作できるので「多少操作性が悪くてもなんとかなる」くらいに考えてましたが、2週間使い続けてるうちに物理ボタンでの操作に慣れました。さすがに手袋はめた状態だと難易度上がりますが。
レビュー(連携アプリ)
ちらっと触れましたが、Android用アプリ「Bose Connect」をスマートフォンにインストールすると、スマホから QC30を遠隔操作(音量調整、ノイキャンレベル調整)できます。あと、アプリから QC30の自動スリープ時間を設定できたり、ファームウェアのアップデートができます。
ただし、アプリ起動時に、すんなりと QC30を認識できることが少なく、認識するまでに何度か接続を試みないといけません。急にスマホ取り出してササッとQC30を遠隔操作という訳にはいかず、結局イヤホンを耳から外すという場面も何度かありました。
なお、接続(認識)に失敗といっても、スマートフォンとQC30は、Bluetoothで接続済みで、音楽も聞こえている状態なのに、Bose Connect アプリから接続(認識)できてないという体たらく。iOS用のBose Connectは、使ってないので、ノーコメント。
まあ、物理ボタンでサッと操作できるようにになったので、最近アプリは起動してませんよ。ホホホ(´∀`)
レビュー(耳パーツの付け心地)
最近よく見かけるケーブルとイヤホンパーツだけで構成されたワイヤレスイヤホンは、自分の場合、軽さが裏目に出てしまいます。ケーブルと服との摩擦程度でイヤホンが持っていかれるので、しっかりとイヤホンを固定できない我が耳では、すぐにイヤホンが外れてしまいます。
それに比べると、ネックバンドタイプはある程度の重みがあるため、自分には合ってました。QC30以外のネックバンドタイプで試してみたのは、以下の3つ。
いくつかネックバンドタイプのイヤホンを試聴してみましたが、QC30と我が耳のフィット感はやっぱり良かったです。というか、ほとんどのイヤホンがまともに耳に収まらない、もしくはかろうじて収まったとしても少し首を動かしただけでポロッと落ちてしまうという悪耳。我が耳ながら憎らしい。
ちなみに、去年、QuietComfort 20を購入した時は、家電量販店で Sサイズのイヤーチップを試すことができず、BOSE直営店で試聴させてもらったのですが、今年はヨドバシカメラさんでも Mサイズ以外のイヤーチップに交換して試聴させてもらうことができました。ヨドバシさん以外でも試せるかもしれないので、店舗で確認してみることをオススメ。
レビュー(ネックバンドの付け心地)
QC30のネックバンドは、見た目ごついですが、実際に装着すると大して気になりません。内側がラウンドしてるので、肌に触れる面積は小さく、夏でも問題なさそう。Tシャツだけで試してみても、とくに違和感はなし。
逆に、マフラーを首にぐるぐる巻いて、その上にQC30を装着すると、最初はネックバンドがどこにあるのか手探りで見つけるのに苦労しました。なかなか電源ボタンを押せなくて困ってましたが、それも2週間の時が解決。使っているうちに慣れてきて、2週間経った今では、すんなり電源ボタンを押せてます。
そして、結論
耳にフィットさえしてくれれば、あとは慣れでカバー。音は好み。ワイヤレス万歳、ノイキャン素晴らしい。
蛇足
イヤホンをメインで探してたのですが、オンイヤーヘッドフォンも一緒に物色してました。その中でも、付け心地や操作性、音の好き度、コンパクトに畳めるなど、気になったのが、ゼンハイザー MOMENTUM On-Ear Wirelessでした。ヨドバシカメラで気になったので、ゼンハイザーのショールームで1時間近く試聴させていただきましたが、それでも耳が痛くならなかったので、実のところかなり悩んじゃいました(^ω^)
コメント
コメントなどありましたら、GitHubのディスカッションへお願いします。(書き込みには、GitHubのアカウントが必要です)