やあ元気? 建造物とか構造物とか大好物@ぽぽろんちです。まもなく開通となる首都高速道路、山手トンネルの一部が1日だけ一般公開されるということで、このイベントに参加してきました。今回開通するのは、池袋熊野町JCT~西新宿JCT~大橋JCT~大井JCTを結ぶ山手トンネル(全長約18.2km)のうち、大橋JCTから大井JCTの間、約8.4kmのトンネル区間です。すでに熊野町JCTから大橋JCTまでは開通していて、今回の区間開通で、中央環状線が全線開通して、本当の環状線になるという記念すべきイベントであります。
当然ですが、開通後は徒歩での入場ができなくなる首都高トンネル内をのんびり歩いて堪能できるということで、ドキドキわくわくしっぱなし。1日限りのイベントなのが惜しいくらいに楽しいイベントでした。このイベントの雰囲気を少しでも味わってもらおうと思い、ちょっと写真多めですが、ざざーっとご紹介させていただきます。今回、撮影に使ったカメラは、RX100M3です。場所柄、暗かったり明るかったりが極端な場所が多かったにもかかわらず、頑張ってくれました。
この後、74枚の写真を掲載してますので、ネット環境の良い場所でご覧ください。
入場場所は、西五反田三丁目の大崎郵便局前交差点付近。開通後に首都高速道路の五反田入口(Google map)となる場所です。このゲートをくぐり、地下トンネルに向かってスロープを下っていきます。
トンネル入口までのスロープ。
トンネル入り口付近。あいにくの曇り空だったとはいえ、まだ陽射しが差し込んでくるので明るいですね。
先に進むと、あっという間に暗くなりましたが、照明が灯されているので進行に問題はありません。
カメラで撮影すると、普通に肉眼で見るよりも一部が明るく見えたり、暗く見えたりして、なかなか写真で現地の状況を伝えるのは難しいです。例えば、こちらの点灯している非常口の案内板を撮影した2枚の写真は、周囲を明るく撮ると案内板が白とびして、案内板の文字を見えるように撮ると周囲が真っ暗になってしまいました。目で見ると、案内板も周囲も普通に見えてます。人間の目ってすごいですね。
非常電話も間近で見学。見学の途中で、内部がどうなっているのか見せていただけるコーナーもありましたので、内部写真は後ほど。
料金所が見えてきました。
料金所内部を撮影する人。やっぱり気になりますよね。
同じく料金所内部を撮影してみる。レジ(なのかな?)が光ってました。
料金所を過ぎて、さらに下っていくと
本線との合流地点に到着。
写真左側の本線と写真右端に写る五反田入口からの合流車線。合流箇所付近から大井JCT方面をパシャリ。こっちは本日立ち入り禁止。これからイベントで歩いて行くのは、反対方向の渋谷大橋JCT方面となります。
合流レーン付近で、ようやく受付となりました。受付番号の記されたメールを係りの人に見せて、カバンの中身をチェック。
受付を終えると、パンフレットやマップの入った袋をいただきました。
背骨のように延びる配管。しびれます。
受付からしばらく進むと、イベントコーナー。カラフルな光の演出やトンネル壁に映像を映したりしてました。
非常口案内のマーク。通常は非常口までの距離が書かれているんですが、これは「反対側にあります」という表示。
反対側を向くと、たしかに非常口がありました。
まだまだ奥に進んでいきます。途中、東京都の展示エリアがあって、昔の東京の写真とか展示してました。
イベントルート往路(上り線)の中間あたりから、トンネル工事に関する説明用展示が始まりました。この模型は、トンネルが地中でどんな状態になっているのか分かるよう断面で切り取られたもの。上下線が途中で左右入れ替わっているのとか、よく分かります。こういう模型大好き。
こちらは、トンネル掘削マシンの模型。かっこええ~。
ショートコースの折り返し地点。体力的にキツイ方は、ここで非常口を抜け、下り線に移動して元来た方向へ引き返していきます。最後まで行って折り返すより500mほど短いそうです。
さきほどの折り返しをスルーして、そのまま渋谷方面へ進むと、トンネル内の防災施設の説明コーナーがありました。まずは、非常電話の中を拝見。非常時に何を伝えたいかによって、4つのボタン(故障、事故、救急、火災)のうち1つを押せばいいようになってます。初めて見ましたが、これは慌てている時でも分かりやすいなと思いました。
さらに進んで、通常コース往路の折り返し地点では、消火機能の水噴霧の実演がおこなわれていました。
係員さんの合図とともに、天井付近から一斉にブシャーっと噴霧開始。50m区間がちょっと強めの雨くらいな感じになりました。実際には、リモートで操作するそうです。
通常コースの折り返し地点。通常コースの全行程は約2.8km。
復路の折り返し地点から、帰る方向とは逆を向くと、ガランとしたトンネルが延びる。誰も居ないと寂しいですね。
復路である下り線に入ると、車両展示コーナーの始まりです。というか、後半は、ほとんどクルマの写真です。
まずは「はたらくクルマ」シリーズ。テンション上がります!
エコ標識車。これまでの標識車はエンジンを回して発電していましたが、この車体は、エンジンを切った状態のバッテリ駆動のみで10時間の表示が可能だとか。すごい。
パトロールカー。お仕事道具が綺麗に整頓されてます。
パトロールバイク。CB400
パトカー。RX-8
白バイ。CB1300
クロネコヤマト。クール宅急便。通常の荷室とは別に冷蔵室と冷凍室を車体の左右に備える。
エアポートリムジン
はとバス
京急バス
小田急バス。中に入らせてもらえるということで大人気でした。
西武バス。ライオンズバージョン
復路の第一車両ゾーンを過ぎると、トイレや休憩用の椅子が並んだエリア。五反田出口まで800mの標識が見えます。
その後、首都高関連の展示や東京の夜景を楽しむコーナーがあり、第二の車両展示コーナーへ突入。
車両展示コーナー第二部では、3月7日の開通式で通り初めをおこなう車両が展示されていました。かなりクラシカルなものもありましたが、どれも現役で開通式当日はエンジンかけて走るそうです。
初代レガシィ
S800M
CB750
117クーペ
キャンターT210C
トヨタ2000GT。はじめて本物を見ましたが、ドアの造りとかえぐいですね。
YM1
BMW i8。カーボンファイバーのガルウイングが強烈すぎます。
その後も、マスタングやアウディ、ボルボ、ルノーなどがズラズラと。(飽きました)
ミドリムシ燃料で走るバス(またやる気になったらしい)
キャンターのエコハイブリッドディーゼルエンジン
Scania G19 450hp。海外では有名なトラックだそうです。かっこいい。
十二分にトンネルとクルマを堪能して、まもなく「ゴール」というところで通路がふたつに分岐していました。あれ??
左側に行くと、そのままスロープを上って、五反田出口(西五反田三丁目のかむろ坂下交差点付近)に出て終了。これが通常のゴール(Google map)だったようです。
右側には、「非常階段から地上出口を目指す」というコース案内が…
せっかくなんだから、非常階段を昇ってみたいじゃないか!というわけで、「五反田出口」の案内板を横目に右側のトンネルに突入していきます。
右側トンネルを歩き始めて、ほどなく現れた看板。そこに「この先1.2km」と「200段」の文字が読み取れます。え、正規のコースが2.8kmなのに、おまけが1.2kmもあるwwwとか笑ってられたのも懐かしい思い出。
さっきまでの華やかな2.8kmとの落差を噛みしめながら、展示物のないトンネルを1kmほど黙々と歩きます。
歩くしかない\(^o^)/
ようやく辿り着いた非常出口の入口。
トンネル内部最後の写真は、非常階段入口横から大井JCT方面をパチリ。さようなら山手トンネル。
そして、ここから距離にして180m、200段の階段ワークが始まりました。
非常階段の距離表示。最初は、深さ表示かとと思って絶望しましたが、よくよく考えたら、そんな訳もなく、地上出口までの距離でした。
といっても、200段昇ることに変わりはなく、途中の広場で少し休憩。
最後の直線区間。ラストスパートです。
光が見えた!
非常用の出口(Google map)からワラワラと出てくる人たち。あいにくの雨模様になってしまいましたが、みんな良い顔してます。
最後は、少ししんどかったけど楽しかったー!
10時にスタートして12時25分に地上到達までの間、立ち止まって休むことはあったけど、座ることもなく歩き通しでしたが、なんだかあっという間の2時間半でした。事前準備や当日の誘導をおこなったスタッフの皆さんは大変だったと思います。ありがとうございました。ぜひまた、こういったイベントを開催してほしいなと思いました。本当にありがとうございました。
今回のルートを地図に落としてみました。入口や出口の位置などから、ざっくりと計測したものになります。
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