いろいろ思うところあって、朝型生活に切り替えようと5時起床をはじめてみました。すぐに挫折してしまうかもしれませんが、しばらくは、この生活を続けてみたいと思う@ぽぽろんちでございます。
ローソン「餃子の王将」監修のからあげクン 餃子味(レッドが好きです)
さて、VPNを使って、社外から社内へアクセスするため、YAMAHA RTX810に備わっている「ネットボランチDNSホストアドレスサービス」を利用してみました。このサービスは、「YAMAHAさんのルーターでのみ」利用できるダイナミックDNSで、固定IP(グローバルIP)が割り振られていない回線接続でもVPNが利用可能になります。もちろん固定IP(グローバルIP)の方がベターですが、今回は、こちらの方法をご紹介します。あと、ほぼ自分用メモなので画像なしで押し進めてまいります!
RTX810側の設定については、YAMAHAさんのホームページで詳しく紹介されています。
YAMAHAさんの解説ページにあるように、RTX810の設定はGUIによる登録が可能です(コマンドラインでも登録可能。他機種ではGUI設定できないものもあるそうです)。詳しくは、上記ページを見ていただくとして、Windows、Android、iOSで接続可能にするための要点をまとめます。
RTX810の設定
- RTX810でのVPN同時接続数は6。上位機種だと、より多人数での同時接続が可能。
- ネットボランチDNSホストアドレスサービスの登録時に入力する [ホスト名] が「ホストアドレス」の先頭に設定されます。(例:[ホスト名].aa0.netvolante.jp)
- VPN接続方法として「L2TP/IPsecを使用したリモートアクセスVPNサーバー(Anonymous)」を選択します。
- 接続方法の次に「接続ユーザーID」と「接続パスワード」を入力しますが、これは1人目のユーザー設定になります。解説ページでは、クライアントAとなっています。
- 1人目のユーザーIDとパスを設定したら、続いて、共通設定をおこないます。
- 共通設定で重要な点として、共通パスワードのようなものなので「事前共有鍵」はできるだけ複雑な文字列に設定しましょう。認証アルゴリズムに「HMAC-SHA」を、暗号アルゴリズムに「AES-CBC」を選択、「キープアライブ」と「NATトラバーサル」は「使用する」にチェックを入れます。あとは、各自の環境に合わせて設定。
- アクセスする人数分個別のユーザーIDとパスを設定します。
- 上記「ホストアドレス」、「接続ユーザーID」、「接続パスワード」、「事前共有鍵」がクライアント側の設定で必要となります。
というわけで、ここからクライアント側の設定になります。
WindowsのVPN接続設定
- コントロールパネル > ネットワークと共有センター > 「新しい接続またはネットワークのセットアップ」をクリック。
- 「職場に接続します」を選択して「次へ」をクリック。
- 「インターネット接続(VPN)を使用します」を選択。
- 「インターネットアドレス」欄にRTX810で設定した「ホストアドレス」を入力。
- 「今は、接続しない。~」にチェックをして「次へ」をクリック。
- 「ユーザー名」などの入力確認が出ても、とりあえず空欄のまま「作成」をクリック。
- 「ネットワークと共有センター」 > 「アダプターの設定の変更」をクリック。
- 先ほど作成したVPN接続のアイコンを右クリックして「プロパティ」を選択。
- プロパティ画面の「セキュリティ」タブを選択 > VPNの種類を「IPSecを利用したレイヤー2トンネリングプロトコル(L2TP/IPSec)」に指定
- 「詳細設定」をクリック
- 「認証に事前共有キーを使う」を選択して、RTX810で設定した「事前共有鍵」を入力して「OK」をクリック
- セキュリティタブの「認証」項目の「次のプロトコルを許可する」にチェックを入れて、「チャレンジハンドシェイク認証プロトコル(CHAP)」にチェックを入れて、(2018/01/20追記)
さらに「OK」をクリックして設定終了 - 作成したVPN接続のアイコンをダブルクリック、もしくは右クリックして「接続」を選択
- 「ユーザ名」と「パスワード」にRTX810で設定した「接続ユーザーID」と「接続パスワード」を入力して「接続」をクリックすると接続します。Windows8の場合、タスクトレイのアンテナアイコンをクリック > ネットワーク設定の中からVPN接続をクリックして「接続」でもいけます。
※L2TP/IPSecでNATトラバーサルがうまくいかない場合は、HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\PolicyAgent配下で右クリック > 新規 > DWORD(32ビット)値で、名前を「AssumeUDPEncapsulationContextOnSendRule」値を「2」にして作成後、パソコンを再起動すると良いようです。
AndroidのVPN接続設定
- 設定 > 無線とネットワーク > その他の設定 > VPN > 「+」ボタンをタッチ
- VPNプロフィールの編集画面で、名前は適当に、タイプは「L2TP/IPSec PSK」を選択
- 「サーバーアドレス」欄にRTX810で設定した「ホストアドレス」を入力
- 「IPSec事前共有鍵」欄にRTX810で設定した「事前共有鍵」を入力して保存
- 作成したVPN設定をタッチ
- 接続画面で、RTX810で設定した「接続ユーザーID」と「接続パスワード」を入力して「接続」をタッチすると接続します
iOSのVPN接続設定
- 設定 > 一般 >?VPN > 「VPN構成を追加」をタッチ
- 「L2TP」を選択して、説明は適当に、「サーバ」にRTX810で設定した「ホストアドレス」を入力
- 「アカウント」と「パスワード」にRTX810で設定した「接続ユーザーID」と「接続パスワード」を入力
- 「シークレット」にRTX810で設定した「事前共有鍵」を入力して保存
- 作成したVPN接続をタッチして、VPNをONにすると接続します
【参考サイト】
・FAQ for YAMAHA RT Series / ネットボランチDNSサービス
・Windows Vista および Windows Server 2008 で、NAT-T デバイス配下にある L2TP/IPsec サーバーを構成する方法
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