Windows10を 20H2に更新すると、Microsoft IMEのバージョンが新しくなり、詳細設定ダイアログを開くことができなくなり、詳細設定で追加していたキー設定も無効になってしまった。キー設定では、IME-ON/OFF に [F13]を割り当てて使っていたのだが、Windows Update後に利用できなくなった。これでは不便なので、古いバージョンの Microsoft IMEに戻すことにした。
今回は、Microsoft IMEを古いバージョンに戻す方法 と 英語キーボードの [右Alt]キーに [F13]を割り当てて IMEのON/OFF に [F13]を割り当てる方法をメモとして残しておく。Microsoftでは、古いバージョンに戻すことを一時的な回避策として紹介しているので、この方法がいつまで利用できるかは不明だ。
参考リンク:Microsoft IME を使用している場合、Windows 10 バージョン 20H2 および Windows 10 バージョン 2004 で問題が発生する可能性があります。
追記: 2021/4/12
新バージョンの Microsoft IMEでもお手軽にキーマップ変更することができたので、こちらの記事もご覧あれ。
以前のバージョンのMicrosoft IMEに戻す方法
- [スタート] から [設定] を選択し、“IME” と入力して検索
- [日本語IMEの設定] を選択し、Microsoft IMEの設定画面を開く
- 設定メニューの [全般] を選択
- 全般メニューの [互換性] から [以前のバージョンのMicrosoft IMEを使う] を ON にする
- 全般メニューに追加された [詳細設定を開く] をクリックすると、以前の詳細設定ダイアログを開くことができるようになる
設定の検索検索結果から [日本語IMEの設定] を選択できない場合、タスクバー右端の [A] もしくは [あ] を右クリックして表示されるIMEオプションメニューから [設定] を選択して、Microsoft IMEの設定画面を開く。
右AltキーにF13を割り当ててIMEのON/OFFをおこなう方法
スキャンコードのマッピング
スキャンコードのマッピングには、Change Keyというアプリを利用したが、“Scancode Map"をキーワードに検索すると、レジストリを直接変更すればいいことが分かる。アプリを使って変更をおこない、レジストリエディタを開くと、[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Keyboard Layout] 配下に"Scancode Map"が確認できた。
- “ChgKey.exe"を管理者権限で起動
- アプリ画面上の [右Alt] ボタンをクリック
- “どのキーに変更しますか"画面が表示されたら、画面右上の [Scan code] ボタンをクリック
- [F13] に割り当てる場合、“0x” の後ろに “0064” と入力して OK をクリック
- メニューから [登録] をクリックして、PCを再起動
IMEのON/OFF を F13 に割り当て
- 古いバージョンのMicrosoft IMEの詳細設定ダイアログを表示
- [全般] タブの [編集操作] の [キー設定] の [変更]ボタンをクリック
- “IME-オン/オフ"の キー に [F13] を割り当てて OK をクリック
- 詳細設定ダイアログで OK をクリック
キーボードと一緒に写っている刷毛は、タミヤ モデルクリーニングブラシ(静電気防止タイプ)という商品で、静電気でくっついたホコリを簡単に取り去ることができる。他にも似たようなブラシをいくつか使ってみたけど、ホコリの取れやすさは別格で、キーボードの掃除には欠かせない。
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