Mono Works

pandocによる出力は以前から利用していたが、こちらの記事を見て、出力結果を整えてみたので、準備から利用方法まで一連の流れをまとめてみた。

参考サイト

• VScode+pandoc+Lualatexで日本語pdfをMarkdownから出力する - Qiita
• LuaTeX-jaの使い方 - LuaTeX-ja Wiki - LuaTeX-ja - OSDN

記事執筆時の環境

• Windows 10 pro 1909
• VScode 1.45.1
• pandoc 2.9.2.1
• vscode-pandoc 0.0.8
• Tex live 2020

pandocのインストール

公式サイトからインストーラーをダウンロードしてインストール

Pandoc - Installing pandoc

vscode-pandocのインストール

VScode上でpandoc出力を可能にする拡張機能を追加

vscode-pandoc - Visual Studio Marketplace

TeX Liveのインストール

日本語PDFを整えて出力したい場合はインストール

1. ISOイメージ取得サイトにアクセスしdownload from a nearby CTAN mirrorを選択
2. texlive20xx.isoをダウンロード
3. ISOイメージをマウント
4. マウントした仮想ドライブの中からinstall-tl-windows.batを実行してインストール（PDF出力するだけならTeXworksフロントエンドを導入は不要）
5. 以下のコマンドでパスが通った確認（通ってなければ、Windowsを再起動）

platex --version
    《バージョン情報》

Wordのインストール

docxファイルに出力するならインストール（必要に応じてテンプレート作成）

VScodeに設定を追加

Setting.jsonにpandoc実行時のオプションを追加

//pandoc+Lualatexで日本語pdfを出力
"pandoc.pdfOptString": "--pdf-engine=lualatex -V documentclass=ltjsarticle -V luatexjapresetoption=ms",

//pandocで指定したテンプレートでdocxを出力
"pandoc.docxOptString": "--reference-doc=C:\\《テンプレートファイルの階層をフルパスで指定》\\《テンプレートファイル名》.docx",

-V luatexjapresetoption=でPDF出力時のフォントを指定。フォントの指定についてはこちらのサイトを参照。

ファイルの出力

コマンドパレットを表示（Ctrl + Shift + P）して、Pandoc Renderから出力したい形式を選択すれば、mdファイルと同じ階層にファイルが出力される。