ひと通り音を出力する準備ができたので、続いて音源を準備する。将来的にはストリーミングサービスも契約してみたいと思っているが、とりあえず手持ちのCDをリッピングしてSSDにストックするとことから始めてみる。
今回は、CDのリッピングについてメモを残しておく。CDのリッピングで重要なのは、タグの設定をどうするか一貫したルールを設定しておくことだ。タグ付けの重要性についてピンとこない人は、言の葉の穴さんのサイトを見ていただき、自分なりのルールを作ってほしい。
参考サイト:【音源管理の精髄】 目次 【ネットワークオーディオTips】 | | 言の葉の穴
更新履歴
- 複数枚のCDを1枚として取り込むを追記(2019/03/24)
タグ設定の自分ルール
以下、自分が必ずチェックしている設定項目。リッピング時に集められたDB情報は、メジャーなCDだと大体そのままでもOKなので基本そのままなことが多い。大事なのは、どこまでこだわるのかを一定にしておくこと。
- Genre:自分ルール(下記参照)
- Compilation:コンピレーションアルバムならチェック
- Year:自分ルール(西暦の年のみ)
- Disc:1枚なら1/1、2枚組なら1/2と2/2
- Album:基本そのまま
- Album Artist:自分ルール(アルバム全体の演者、下記参照)
- Artist:基本そのまま(楽曲ごとに演者を設定)
ジャンル分けの自分ルール
ジャンルは、個人の趣向が一番反映される項目だと思う。当たり前だけど、自分が直感的に分かりやすいよう設定するのが一番。自分の場合、アニメやゲームは日本語でジャンルを手入力して、その他は後述のリッピングアプリのドロップダウンに表示されるリストの中から、これだと思うものを選択している。今、取り込んでいる楽曲のジャンルは、以下のような感じ。
- Bossa Nova
- Dance
- Hip-Hop
- J-POP
- Jazz
- New Age
- Opera
- Pop
- R&B
- Rock
- Techno
- アニメ音楽
- 映画音楽
- ゲーム音楽
アルバムアーティストの自分ルール
- 海外の人、グループ:基本アルファベットで表記
- 日本の人、グループ:基本はCDの表記に従う
- 最初にかな漢字表記だったのに、途中からアルファベット表記になった場合、アルバムアーティストは最初の表記を続けている。
- 映画音楽、ゲーム音楽の場合、アルバムアーティストは
Soundtrack
と入力して、アーティストにそれぞれの名前もしくは空白とする。 - コンピレーションアルバムの場合、アルバムアーティストは
Various Artists
と入力して、アーティストにそれぞれの名前を記載する。
dBpoweramp CD Ripperを使ってCDリッピング
dBpoweramp Music Converter & CD Ripperを公式サイトから購入。現在、Release 16.6が販売されていて、5台までインストールできるFamily Packが68USドル、1台用のSingle PCが39USドルとなっている。日本のAmazonでも購入できるみたいだけど、日本語化されている訳でもなく、割高なのでパス。
dBpoweramp CD Ripperの初期設定
dBpoweramp Music Converter & CD Ripperをインストールしたら、CD Ripperを起動して、初期設定をおこなう。
- Menu -> CD Ripper Optionsを開く
- Ripping Methodを Secureに
- Tags & Filenames -> Meta Data & ID TagのOptionsボタンをクリック
- Album ArtのMaximum Pixel Sizeはドロップダウンリストから選択するか、
5000 x 5000
のように手入力も可能 - Album ArtのMaximum File Sizeもドロップダウンリストから選択するか、
5000 KB
のように手入力も可能 - Write ID TagsからRatingを外す
- 画面左下の項目 Rip toはFLACに
- 画面左下の項目 Pathは、ファイルの保存場所を指定
- 画面左下の項目 Namingは、ファイルのディレクトリとファイル名の規則を指定
- 画面左中のEncoderタグで、FLACのレベルをUncompressesに
リッピング
- CDをドライブにセット
- Menu -> Review PerfectMeta Matches
- dBpowerampが拾ってきたデータベースの情報一覧が」表示されるので自分ルールに従って編集
- 画面右下のアルバムアートの
・・・
からアルバムアートに使用する画像ファイルを指定 - Ripを実行
- Rip StatusがAccurateとなっていればリッピング完了
複数枚のCDを1枚として取り込む(追記:2019/03/24)
1枚目14曲、2枚目12曲、3枚目13曲のような3枚組のアルバムを1枚のCDとして取り込みたい場合、以下の手順でリッピングする。注意点として、アルバム名(タグのAlbum
)をすべて同じにすること。コピペするのが確実。
- 1枚目のアルバムをリッピング。
- 2枚目のアルバムをセットして、曲一覧が表示された箇所を右クリック、Apply Track Number Offsetから14を選択。これで2枚目のトラックNo.が15から始まるので、リッピング。
- 3枚目のアルバムをセットして、曲一覧が表示された箇所を右クリック、Apply Track Number Offsetから20、もう一度Apply Track Number Offsetから6を選択。これで3枚目のトラックNo.が27から始まるので、リッピング。
これだけだと、1枚目に取り込んだ曲のTrack
は「トラック数/総トラック数」となり、2枚目、3枚目に取り込んだ曲のTrack
は「トラック数」となる。これをなくすため、以下の設定を変更して、総トラック数はタグに含めないように設定した。
- Menu -> CD Ripper Options
- Tags & Filenames -> Meta Data & ID Tags -> [Options]
- Write ID Tags -> Track number without track countにチェックを入れる
そもそも総トラック数は、自分が音源を管理する上で必須項目ではなかったので、1枚もののアルバムでも、この状態でリッピングすることにした。
保存した音源の再生
保存した音源を再生するには、アンプの電源をONにして、ブラウザからvolumio.local
にアクセスして、一覧表示からアルバム等を開いて再生ボタンを押せばよい。
ちなみに、iOS用のVolumioアプリも購入して使ってみた。インターフェースがブラウザの表示とほとんど同じなので使い勝手は変わらない。ただし、ブラウザからの操作が時々もっさりするのに対して、アプリでの操作はサクサクだったので購入する価値は十分ある。Volumioアプリのインストールは下記より。
iOSで再生している音楽をVoluimoで再生
iOSのミュージックで再生している音楽をAirPlayでVoluimoに飛ばして再生することもできる。YouTubeなりTS PLAY by i-dioなりミュージックなりで再生中にAirPlayアイコンをタップしてVolumioを選択すれば、出力先がiOS本体からVoluimo経由に切り替わる。
以上で、Raspberry PiとVolumioで作る音楽サーバは、とりあえず完成だけど、DACにアンプ、スピーカー等々、アップグレードの余地はまだまだ残っている。げにおそろしきおでお沼なり。
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