あまり必要な機能がなかったので、ざっとまとめてご紹介。v0.42からテーマファイルの指定方法が変わったようなので、その対応をしたくらい。最新の v0.48はまた今度。
余談
いきなり余談ですが、Termuxのフォントは、~/.termux/フォルダ作って、フォントファイルをfont.ttf
ていう名前で配置して、Termuxを再起動すれば変更できました。あとから、Termux:Stylingをインストールして、カラーも変更。
0.33: The New Kinder Surprise!
Hugo 0.33: The New Kinder Surprise! | Hugo
- カスタムlayoutとtypeをサポート
- 0.32の画像処理に関するフォローアップ
0.34: Pattern matching to filter images and other resources
Hugo 0.34: Pattern matching to filter images and other resources | Hugo
Resourcesオブジェクトの Resources.GetByPrefix
と Resources.ByPrefix
の代わりに Resources.Match
and Resources.GetMatch
を使うことを推奨。最初の2つはいずれ使えなくなる。
.Match
オプションは、パターンに一致する全てのリソースを見つけてきます。.GetMatch
オプションは、マッチするリソースから最初の一つを見つけてきます。
0.35: Headless Bundles!
Hugo 0.35: Headless Bundles! | Hugo
目玉の変更点は、よく分からないけど、うちのサイトでは影響ないかな。
0.36: Smart Image Cropping!
Hugo 0.36: Smart Image Cropping! | Hugo
Hugoは、画像をトリムする時にデフォルトでsmart crop機能を使うようになる。一度hugo --gc
を実行して、使われなくなった画像を削除しておくといいと書いてる。
0.37: Preserve PNG Colour Palette
Hugo 0.37: Preserve PNG Colour Palette | Hugo
PNGファイルを処理する際にカラーパレットを正しく保存できるようになった。これは勝手に動作するけど、hugo --gc
を実行して、キャッシュをクリアにしておくといいと書いてる。
0.38: The Easter Egg Edition
Hugo 0.38: The Easter Egg Edition | Hugo Release v0.38 · gohugoio/hugo
ファイル名から日付とスラグを抽出できるようになったのでJekyll
からの移行が簡単になったらしい。サイトのメディアタイプとパラメータを部分的に変更して出力できるようになった。
Custom Output Formats | Hugo
0.39: The Nat King Cole Stabilizer Edition
Hugo 0.39: The Nat King Cole Stabilizer Edition | Hugo
これまでのリリースを整理した。他にもいろいろ。
0.40: The Revival of the Shortcodes
Hugo 0.40: The Revival of the Shortcodes | Hugo
Shortcodesに関する既知の問題を解決。
0.41: Privacy Configuration for GDPR
Hugo 0.41: Privacy Configuration for GDPR | Hugo
EUのGDPRに対応したPrivacy Configuration
セクションを追加したらしい。
0.42: Theme Composition and Inheritance!
Hugo 0.42: Theme Composition and Inheritance! | Hugo
ファイルシステムを仮想化したことで、シンプルで速く、強力なシステムとなった。このおかげで、今回の目玉であるTheme Composition
とTheme Inheritance
が実現できた。詳しくは、Theme Componentsを参照とのこと。
v0.42でビルドエラー発生しました
v0.41以前は、サーバー起動コマンドのオプション(hugo server -t hogehoge
)でテーマを指定していたのですが、v0.42では、panic: AllThemes not set
と表示され、ビルドできなくなった。あらためてhelpを確認してみる。
-t, --theme string theme to use (located in /themes/THEMENAME/)
--themesDir string filesystem path to themes directory
--uglyURLs (deprecated) if true, use /filename.html instead of /filename/
とくに以前と変わりはなさそうだが、よくよくv0.42で変更された内容(Theme Components | Hugo)を見てみると、themeをconfig.tomlで指定するように書かれてる。サーバー起動コマンドのオプション(hugo server -t hogehoge
)が使えなくなるとは書かれていないが、実際には、config.tomlに指定したテーマのみが適用されている。
というわけで、下記内容をconfig.tomlに追加して、-t hogehoge
を指定せずにhugo server
を実行すると、うまくいった。
theme = "hogehoge"
テーマを切り替える必要がないなら、以上で終了ですが、ウチの場合、環境によってテーマを切り替えて使っていたので、使用するテーマごとに**《任意の名前》.tomlファイルを用意し、ビルド時に下記のように利用するテーマのtomlファイル**を指定して、ビルドするようにしました。
hugo server --config 《任意の名前》.toml
その後
環境ごとにテーマファイルを用意すること自体が面倒になってきたので、なんとかテーマを切り替えずにすむようにサイトに手を入れました。昔、手抜きをした自分に説教してやりたいです。
0.43: And Now: Hugo Pipes!
簡単に利用できるAssets Pipeline
等々を追加。0.43から拡張版とそうでない版がリリースされていて、SCSSを編集する場合は、拡張版が必要なんだそうです。うちは、CSSべた書きなので、そうでない版で行きます。
プログラマーから見た、SCSSの正しい(かもしれない)使いかた
0.44: Friday the 13th Edition
Hugo 0.44: Friday the 13th Edition | Hugo
主に0.43のフォローアップ。
0.45: Revival of ref, relref and GetPage
Hugo 0.45: Revival of ref, relref and GetPage | Hugo
GetPage
、ref
、relref
の仕様変更。先頭に/(スラッシュ)
を付けることで、ルートからの相対リンクをサポート。先頭に/(スラッシュ)
が付かない場合、現在のセクションを基準とした場所(ファイル)の指定となるが、絶対パスに修正するよう警告が表示される。.Site.GetPage
は、2つ以上の引数を指定することができなくなる。ref
、relref
で、言語や出力フォーマットの指定もできるようになった。あと、0.43のフォローアップ。
とりあえず影響なかったです。
0.46: The Summer of Hugo
SCSS/SASSをより手厚くサポート。多言語設定で、それぞれにCSSを設定している場合に関連する変更。いずれも影響なし。
0.47: Output Minification, Live-Reload Fixes and More
Output Minification, Live-Reload Fixes and More | Hugo
リリース版出力時に--minify
を実行。hugo server
実行時のライブリロード/部分的なリビルドに関する一連の問題の修正など。
0.48
最新の0.48は、試してないので、また今度。
おしまい。
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