Qi(チー)規格のワイヤレス充電がスマートフォンに採用されてから、徐々にワイヤレス充電が普及してきましたが、まだまだケーブルを使った充電が主流ですね。ワイヤレス充電のメリットは、その名の通りケーブルを使わず、専用の充電台に置くだけで充電できるというお手軽さです。反対に、ケーブルを使った充電に比べて充電速度が遅いといったデメリットがあります。ただし、実用にならないほど遅いというわけではなく、iPhoneなどの急速充電に比べると遅いといった感じで、感覚的にはパソコンのUSBポートからの充電と同じくらいの速度で充電してくれます。
最近は、Qi(チー)規格の受け側(充電される側)アンテナモジュールが単体で販売されてたりします。先日、秋葉原でこのモジュールパーツを購入したので、お気に入りのモバイルバッテリをワイヤレス充電対応にしてみました。
なぜ、ここで「リラックマ」というツッコミは置いといて、ワイヤレス充電アンテナがどういうモノなのか、ご紹介していきます。
こちらが購入した商品。簡易なビニール袋に入った状態で販売されてました。商品の大部分を占めるQi(チー)のアンテナ部分と、そこから細長いケーブルが伸びて、microUSBの端子までが一体となったモノです。
今回購入したものは、microUSB端子部分とケーブルが90度に取り付けられているものです。microUSB端子部分を充電したい端末などのmicroUSB端子に差し込みます。今回は、SONY USB出力機能付きポータブル電源(フラットタイプ)『CP-F1LSVP』に取り付けてみました。
microUSB端子とQi(チー)のアンテナ部分は、細いフラットケーブルで繋がっていて、ある程度柔軟に曲げることができます。ただし、フラットケーブル部分は強度的に頼りなく、雑に取り扱っているとすぐに断線しそうです。最後に、取り付けたQi(チー)のアンテナ部分をCP-F1LSVPにセロテープで仮留めします。
充電台は、docomo ワイヤレスチャージャー 01を使用。Qi(チー)アンテナパーツを貼り付けたCP-F1LSVPをワイヤレスチャージャー 01に乗せると充電開始。
Qi(チー)アンテナパーツが剥き出しのままだと使い勝手と見た目が悪いので、ポーチなどのケースに収納しておくといいと思います。適当なケースがなかったので、とりあえず「お~い お茶」のおまけで付いてきた「リラックマ オリジナルペットボトルカバー」を被せてみました。
さすがにサイズが合わないので、やや余り気味。
Qi(チー)は、アンテナと充電台の間に多少モノが挟まった状態でも充電可能なので、カバーに入れた状態でも問題なく充電できます。
というわけで、冒頭のリラックマ写真に戻るわけです。
Qi(チー)規格の受け側(充電される側)アンテナモジュールは、同じような商品がamazonでも販売されています。これとか、こんなのとか、こんなのとか。
また、そもそもQi(チー)のワイヤレス充電モジュールを内蔵したモバイルバッテリもあります。PanasonicのQE-PL103-Kとか、QE-PL203-Kです。なので、今回の企画が画期的というわけでも何でもないですが、個人的には、モバイルバッテリは薄型の方が好みなので、今回こんなことをしてみました。
ちょっと話が逸れますが、iPhone5/5sをお使いの方なら、iPhone5/5s用のケースにQi(チー)のワイヤレス充電モジュールが内蔵されたこんなのとかもあります。こういったケースを装着すれば、iPhone5/5sでもワイヤレス充電が可能になります。
もともと、今回紹介したQi(チー)規格のアンテナモジュールは、QI非搭載のスマートフォンをワイヤレス充電対応にするためのパーツなんですが、スマートフォンの場合、microUSB端子は充電のためだけでなく、パソコンとの通信をするためにケーブル接続することもありえるので、スマートフォンのmicroUSB端子を充電以外の用途にも使う方にはオススメできません。今回試したモバイルバッテリの場合、microUSB端子は充電のためだけにしか使わないので、こういった利用方法はとても有効です。
また、今回は間に合わせのカバーで済ませましたが、今後はもう少しマシなケースやポーチを探して楽しんでみようと思います。
【参考サイト】
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