Surface Go 2と同じ Core m3-8100Yを搭載した ASUS Chromebook C425TAが Amazon新生活応援セールで3万円を切ってたので、実際の使い心地はどんなものかと、Flexではない方の Chrome OSを Surface Go 2に入れてみた。
電子書籍や動画の視聴を手軽に楽しみたいけど、小さい画面だとしんどい。電子書籍で見開き2ページを実際のコミックサイズくらいで表示したいと考えると、16:9なら13インチ以上、16:10なら12インチ以上が欲しいところ。iPad Pro 12.9インチだと129,800円から… 限定的な利用目的にはちと高い。他に手頃なものがないか探して、セール中の ASUS Chromebook C425TA(Core m3-8100Y版)を見つけた。英語キーボードだから、むしろ都合いいんだけど、ChromeOSは使ったことがない。実際の使い心地はどうなの?というわけで、今回の確認作業となった。怒られが発生してもおかしくない作業なので、サブアカ使って、さらっと確認して終了。
必要なもの
- CrOS Updates Serving:rammus
- brunch
- Rufus
- 16GB以上の USBメモリ
手順
だいたい元ネタの Install Brunch with Windows · GitHubに書いてあるとおり。
USBメモリ作成
- 適当なフォルダ(
C:\ChromeOS
とか)に解凍した ChromeOSイメージ(*.bin)と brunchツール(*.sh、*.img)をコピー - WSL2のターミナルを起動
- 必要に応じてアプリをインストール
sudo apt -y install pv cgpt
- ファイルを置いたフォルダに移動
cd /mnt/c/ChromeOS
- USBブート用に ChromeOSイメージを変換
sudo bash chromeos-install.sh -src *.bin -dst chromeos.img
- イメージ変換後、ENTER押下(USBメモリに直接書き込めないので WSL2での作業はここまで)
- Rufusで 変換されたイメージファイル(
chromeos.img
)を USBメモリに書き込み
Surface Go 2へのインストール
- Surface Go 2の BitLockerを解除
- シャットダウン後、10秒待って、音量アップボタンを押したまま、電源ボタンを押して離す(音量アップボタンは押したまま)
- Surface UEFIで Secure Bootを Disabledに変更して、シャットダウン
- USBメモリを Surfaceに挿した状態で、音量ダウンボタンを押したまま、電源ボタンを押して離す(音量ダウンボタンは押したまま)
- USBメモリから Chrome OS起動して、brunch構築(最初は5分くらい)
- Chromebookへようこそ で言語とキーボードを切り替え
- Wi-Fi設定
- Chrome OS起動後、
Ctrl + Alt + T
でターミナルを開く - プロンプトに移動
shell
- ターゲットディスク(Surface Go 2の SSD)の確認
lsblk -e7
- ターゲットディスク(
nvme0
とか)にインストールsudo chromeos-install -dst /dev/nvme0
これで、Surface Go 2本体から brunch → Chrome OS起動ができるようになった。
使ってみた感想
シャットダウンからの起動だと20秒くらいかかるが、キーボードカバーを閉じるとスリープ、キーボードカバーを開いて何かしらのキー押下で瞬時にスリープから復帰する。アプリの動作も快適そのもの。キーボードカバーとの相性なのか、正規の利用方法が別にあるのか、不明な点がいくつかあったが、Windowsとして使うよりも断然快適だった。最初は忘れていたが、画面タッチでの操作に慣れると、さらに使い勝手も向上。一番使いたかったDMMブックスは、Play Storeから検索すると対応機種ではないと言われたので、DMMブックス+アプリをインストールして電子書籍を閲覧できることを確認できた。ただデータを内部ストレージにしか保存できないので、64GBの内蔵ストレージで不足しないかどうかが気がかり。microSDに保存できたという話も見かけたが、Chrome OSの仕様ではスリープで外部ストレージが切断されるそうなので、もし可能だとしても不安定だろう。今回たまたま格安セール中の端末が気になったけど、もう少し探せば、ストレージ容量もそこそこあるものが見つかるかもしれない。チェケラ!!!!
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