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チラシのすきま

身近な人が相次いでmicroSDXCの偽物を掴まされた(Android)

最近、わりと近しい人が3人もSANDISKのmicroSDカードの偽物を購入してしまいました。話を聞いてみると、いずれも64GB以上の大容量microSD(SDXC規格のもの)を購入して、Android端末で使用していましたが、なんだか調子がおかしいなと思いつつも、しばらく使っていたようです。そのうち無償交換の時期も過ぎてしまい、結局新しいmicroSDカードを買い直すことになりました。

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今回は「なぜすぐに偽物と気づかなかったのか」と「Android端末での簡単なチェック方法」をメモしておきます。

なぜ、すぐに偽物と気付かなかったのか

3人とも、Amazonに出品している(ただし Amazon.co.jp販売ではない)ショップから購入。商品自体は、パッと見で本物のように見えます。某国では、本物を作っている工場からパッケージや材料を横流しして売ってるのを見たことがあるので、たぶんそんなところだと思います。(知らんけど)

偽物microSDカードは、いちおうパソコンやスマートフォンで認識され、容量もパッケージに書かれているとおりに見えます。しかし、コピーに失敗するファイルがあったり、パソコンでフォーマットしてスマートフォンで使おうとするとファイルが見えなかったり、もう一度フォーマットしようとすると失敗したり、ファイルを削除しようとしても「そんなファイル無い」と怒られたりしたそうです。この辺は、だいたい3人の話に共通してました。

大容量のmicroSDを購入したのは、当然たくさんのファイルを持ち歩きたいからなので、3人とも購入後にたくさんの動画ファイルや音楽ファイルを偽物microSDカードにコピーしました。とてもたくさんのファイルをコピーしたので、すべてがコピーされていないことに気付くまでに少し時間がかかったようです。

ある日、「あれ、あの曲が入っていないな」といった感じで、一部のファイルがコピーされていないことに気付きます。そして、もう一度、偽物microSDカードにその曲をコピーしようとすると、「すでにそのファイルは存在します」とか「コピーできない」と怒られる。

microSDXCの規格上、exFATでのフォーマットが基本です。そして、以前のAndroid端末では、exFATフォーマットに対応していませんでした。ネットを調べると、フォーマットツールを使い、microSDXCカードをFAT32でフォーマットして、exFAT非対応の端末で使っている、といった情報も見つかります。そんな情報もある状況なので、自分の使い方が間違っているんじゃないかと思い、偽物microSDカードをFAT32でフォーマットしてみたり、exFATに戻してみたり等、いろいろと試行錯誤したようです。

もちろん、最近のAndroid端末では、SDXCカード対応を明記しているものがあるので、それらの機種では、exFATフォーマットにも対応していいますし、買い直した正規品だと問題なく認識しました。

そうこうしているうちに、偽物に間違いないと確信しますが、すでに返品・交換可能な時期を過ぎてしまい、3人の知人は、やむなく「信頼のおけるショップ」もしくは「Amazon.co.jpが販売、発送」している商品を新たに買い直すことになりました。

とりあえずのチェック方法

偽物作っているところに対策されたらオシマイですが、とりあえず簡単にチェックできる方法があるのでご紹介します。

  1. 購入したmicroSDカードをAndroid端末に装着
  2. Android端末に「SD Insight」というアプリをインストール
  3. SD Insightアプリを開き、画面の左上に「SD Card」の表示を確認(違う場合は切り替え)
  4. 画面上部の「MANUFACTURER」にメーカーのロゴが表示されていれば、ひと安心。「UNKOWN」とか「INVALID」と表示されたら偽物の可能性が濃厚

SD Insightのインストールは、こちらから。

SD Insight - Google Play のアプリ

Xperia Z3 Compact SO-02Gに挿している16GBのサンディスク製microSDだと、こんなロゴが表示されます。

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追記(2016/04/08)実際の偽物カードをお借りして調べてみると「INVALID」と表示されました。

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というわけで皆さんも気を付けてください

Amazonで、「サンディスクと東芝のmicroSD 128GB」を検索すると、偽物microSDカードを販売してるショップは、現在もAmazonで販売を続けいていますが、評価欄を見ると「偽物つかまされた」といった書き込みが多数あり、評価も低いです。

早めに偽物と気付いても、返金・交換の手間がかかりますし、ひどいところは返品の送料まで負担しなければいけないようなので、チェック方法うんぬんの前に、信頼できるショップもしくは、Amazon.co.jpが直接扱っているものを購入すること。まあ、ショップ自体が信頼できても、仕入元に変なのが紛れ込んでたら、偽物が混じってしまうこともありえるので、もし挙動が変ならショップに相談してみましょう。

ちなみに、SD Insight画面の左上を「MMC Card」にすると、Xperia Z3 Compact SO-02Gに内蔵されたeMMCのメーカーが表示されました。

microsdxc_android_check_2016040702

【参考サイト】

SD Insight - Google Play の Android アプリ

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執筆者
"ぽぽろんち" @pporoch
pporoch120
Mono Worksの中の人。好きなことをつらつらと書き留めてます。
ギターを始めてから 練習動画をYouTubeにアップしてます。ご笑納ください。
"DQX@ぬここ(UD487-754)、コツメ(NO078-818)"
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